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■ビートルズと英国文化 - イギリス式庭園

「イギリス人と庭園」

 「イギリスでは年中,ガーデンライフを楽しむ人が多い。ちょっと老人趣味のようにも見えるが,単なる庭いじりといった狭い意味ではなく,アウトドアの生活をたのしむというのが正しい表現かもしれない,大袈裟にいうと,イギリス人は総庭師ともいえるのであって,姓にもガードナー(Gardner)とかガーディナー(Garniner)と呼ばれる人が多いのも,決して偶然ではないかもしれない。

 だからイギリスの家庭には,庭があるのが普通で,ロンドンの住宅地でも,必ずといってよいくらい庭がついているし,二階以上の建物の住人は庭が持てないかわりにベランダとか窓際に,花や観葉植物を置いている。・・・中略・・・

 イギリスの庭は色とりどりの花や芝生などの見た目の美しさが大切な要素である。特にイギリスの芝生は年中青々として,枯れることがないから特に美しい。・・・中略・・・ ヨーロッパの庭園の中で一番自然的要素の強いのがイギリス庭園であるが,日本庭園ほど日常性から隔離した感じはない。つまりイギリスの庭園は,見た目に美しいだけでなく,生活とも結びついているのである。

 たとえば暖かい日ならば,芝生の上にガーデン・チェアや,テーブルを持ち出して,友人・知人を招いてガーデン・パーティやら,アフタヌーン・ティを飲む場として庭園が利用される。・・・後略・・・」

『イギリス四季暦』春夏(出口保夫/出口雄大著 東京書籍)より

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