はじめに
かつて私が勤務していた岡山県立玉野光南高等学校の保健室の掲示板にこの写真ニュースを発見して,養護教諭の先生にお願いして譲り受けてたものです。 インタープレスというところが発行している「学校保健ニュース 高校版-心のドクターシリーズ19」(No.1232)です。 こんなところにもビートルズが登場しているなんておもしろいですね。
76x54cm |
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内容は |
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ザ・ビートルズ イギリスのロックグループ。史上もっとも偉大なグループと高く評価される。 1970年の解散後もレコードは売れ続け,アメリカだけでも1億枚以上にのぼる。 |
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学校の勉強は自分の周りの世界を知ることが中心。 自分が感じていること思っていることとは関係がない。 外側ばかり気にしている毎日。ふと自分の世界を表現してみたくなる。何を考え,どう感じるべきか押付けられてばかりでは,息苦しく感じるのも当然だ。 自分の中からわき上がってくる思い。 形にしたい。表現してみたいと思うのは当然だ。 |
高校1年の前田和亮(左)さんと3年の足立健吾(右)さん。「今日は,新しく作ったオリジナル曲を演奏するんです」 |
| | どうせやるなら,有名になりたいし,評価されたい。トレンドは何か,これから何がうけるのか。 でもそれじゃ,あい変らず外側に目を奪われているだけでは? そもそもなぜ表現を始めたの?結果にこだわりすぎると,せっかくの思いが殺されてしまう。 目標,目的じゃなくて,「やりたいからやる」でいいのでは。 実際にやってみないと,自分の表現したかったものが見えてこないから。
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ザ・ ビートルズ THE BEATLES リスクを恐れない表現者 |
「ヘルプ」「イエスタデイ」など,一度はビートルズの曲を耳にしたことは あるはず。自分たちの表現にこだわり,
次々と新しい音楽を生み出したビ ートルズ。その軌跡を追ってみると。 |
1.「プリーズ・プリーズ・ミー」
| 1963年にイギリスで発売され たデビューアルバム。なんと全 英チャートで30週連続トップを 獲得。シンプルなロックンロー ルが中心で,まさにアイドルグ ループとしてのデビューでした。 |
| 3.「サージェント・ペパーズ・ロン リー・ハーツ・クラブ・バンド」
| 67年発売。収録曲からジャ ケットデザインまで,アル バム全体がひとつの作品とし て構成されたトータルアル バムの方式を採用。ロックを 芸術にまで高めた傑作とも呼ば れ,グラミー賞で4部門も受 賞しました。 |
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2.「リボルバー」
| 66年発売。音楽の 方向性が大きく変化し ました。ジャズやクラ シックの楽器が使わ れ,既存のロックンロ ールの枠に収まりきら なくなります。 |
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単なるアイドルグループに甘んじ ず,自分たちの枠を次々と超えていっ たビートルズ。その活動を振り返る と,「本当の表現とは何か?」と考え させられます。
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